1993


ディフェンディングチャンピオンのビール工科大学Sprit of Biel III。雪辱のホンダ/ドリーム。さらにトヨタ、日産自動車、京セラの日本ワークス勢。ミシガン、カルフォルニア州立大学ポモナ校、ジョージワシントン大学などのサンレース勢と強豪が揃い、WSC史上最大規模の55チームがエントリーした。

注目のビールVSホンダの優勝争いは、それぞれ90年モデルのコンセプトを進化させた2台が対決。ボディー形状の違いがそれぞれの設計コンセプトの違いを象徴していた。

レースでは初日、マイナートラブルに悩むビールをドリームは大きく引き放しそのまま独走。5日間平均時速84.96kmの大会新記録で優勝した。

3位には京セラSon of Sun。4位には早稲田大学永田研究室のSky Blue Wasedaが 入賞。5位に地元オーストラリアフォードのオーロラ。トヨタは6位。日産自動車は米大学チームにも遅れをとり、結局12位にとどまった。

前回大会、早稲田永田研のメンバーとして参加していた池上敦哉が設計したZDPのBE-PALIIIは 、雑誌の連載企画として始まったプライベートチームながらも、ワークスや米大学チームに混ざり10位でフィニッシュを果した。

 
BE-PAL III / Photo by TAGAWA Tetsuya

 


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