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キムヒデの2005 WSR/JISCレポート1(予選) 2005/07/29 26:00

 

WSR/JISCの予選となる0-400mタイムトライアルが秋田県大潟村ソーラースポーツラインで開催されました。2003年と同じように晴天が期待できない秋田大会ですが、ことしの大会期間中の天気予報も、お先真っ暗な状況です。ほんとうに憂鬱な天気の中で、タイムトライアルが行われました。そんな中で予選のトップをキープしたのは、2005 Dream Cupソーラーカーレース鈴鹿のポスターにも採用された51:再輝のENAX。同社製リチウムイオン電池を搭載し、NGMのDDモータを搭載している。スタート直後にボリュームMAX。チームの高崎氏の話によると最高速度は130km/程度に達しているとのこと。2位は再輝型ボディの52:呉港高等学校の夢創心。

3位となったのは53:和歌山県立紀北工業高の紀北Solar。中岡先生が運転するソーラーカーは快調にスタートしていきました。同校の藪下先生は、場内放送で「紀北工業高校は東海大学に勝ちます。」と公言し、東海大Solspiritsに挑戦状をたたきつけた。一方、東海大Solspirits代表で予選17位の鹿島君は、「東海大学学生チームは、紀北工業高の教諭に勝ちます。」と反撃し、2校の対戦に火をつけた。今後の本戦での両校の対決に注目が集まっている。

 

タイムトライアル4位には、約2000Wの発電量を誇るトリプルジャンクション太陽電池を搭載した2:芦屋Sky Ace TIGAが食い込んできた。太陽電池の発電量があるだけに、2000Wを消費することは難しいとのこと。秋田でもパンクなどのトラブルなど、自分自身との戦いになりそうである。

一方、今大会で初めて姿を現した52;JonaSunのRazarte Jonasun。 4000×1500mmの枠内にボディーサイズを縮め、性能向上を図っている。太陽電池モジュールは三洋電機のHIT型太陽電池モジュールを採用している。反射系のフィルムを太陽電池モジュール下に貼り、太陽電池セルのすきまから入った光を裏面で受け、裏面での発電が期待できる構造となっているようである。

とにかく、2003 WSR/JISC大会のように天気が悪く発電がまったく期待できないソーラーカー大会となりそうなだけに、大変苦しい戦いが予想されている。明日から始まる本戦の動向から目が離せないだろう。(k)

主要チームの予選結果

順位
クラス
No.
チーム名
車名
平均速度(km/h)
1
WF-1
51
再輝
ENAX
73.74
2
WF-1
52
呉港高等学校
夢創心
68.80
3
WF-1
53
紀北工業高
紀北Solar
63.38
4
JF-1
2
芦屋大学ソーラーカープロジェクト
芦屋Sky Ace TIGA
58.87
5
WF-3
71
昭和第一学園高校
チャレンジャー
58.28
6
JH-2
20
中日本自動車短大
SUN BIRD 5
54.83
7
JF-2
18
北海道自動車短大
スリスIV
53.11
8
WF-2
62
若松第一高等学校
若一号
48.83
9
WH-2
93
日本工学院北海道専門学校
SOUTEC-4.5

48.31

10
JF-1
1

玉川大学ソーラーチャレンジャーズA

ホワイト・ドルフィン

46.91

 

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