Zero to Darwin Project
NEWS
ZDP SHOP
パーツ販売
Wiki
BBS/LINK/EVENT
メーリングリスト
SOLAR-PAL
ZDPの歴史

BackNumber〜2008春2(WEM)  

AAB秋田朝日放送、2008WEM特番5/17放映 2008/05/15 23:00

AAB秋田朝日放送は、2008 ワールド・エコノ・ムーブの特別番組を、今週末の5月17日(土)13:55〜14:50に放映する。
解説は山本久博氏、実況高橋正和(AABアナウンサー)、リポート・ナレーションは、椿田恵理子(AABアナウンサー)。(k)

関連リンク:AAB秋田朝日放送〜今週のオススメ番組 http://www.aab-tv.co.jp/key_program/

2008WEM 東海大15周完走で大会5連覇 2008/05/05 16:00


朝方は薄日も差していた大潟村ソーラースポーツラインだったが、決勝本戦のスタート時刻が近づくにつれ、厚い雲がコースを覆い始めた。スタート直前、気温21.3度、湿度62%、南南西の風4.6m。気象レーダでは、まもなく大潟村は雨域となる勢いだが、この風が吹いているうちは、雨は降らないと、大潟村の米農家は言う。

本日の決勝レースは、定刻通り、11:00にスタート。
序盤、先頭集団は、東海大学チャレンジセンター『ファラデーマジック2』、チーム・ヨイッショット!ミツバ『Hyper Tesla』、first step AISIN AW『つばさ54号』、Team BIZON『GILLES-07KAI』、チームスーパーエナジー『GRIFFON』と、昨日の公式練習上位と同じ顔ぶれ。第2集団には、最後尾からスタートし、2周目終了時点で6位まで浮上したZDP『マジカルでんちくん』、チーム うにゃにゃん亀吉『エコノ亀吉3.7号』、、栃木県立今市工業高等学校『トキ』『、オオルリ』、チームトシヤン『T・J』、2輪車の豊橋青年会議所エコカーレーシングチーム『KILLER WHALE 08』が続く。

レース中盤、2位を走行中のつばさ54号が、仕掛ける。7'33のファステストラップを含め7'40前後のラップを出しつづけ、9周目、一時1分以上離されていたトップの東海大をとらえ、逆転。さらにその差を広げにかかる。

残り時間約30分、12周を終わった時点でトップを走るつばさ54号と、2位東海大の差は44秒。トップと3分遅れの3位を走行するミツバの背後には、GILLES-07KAIとGRIFFONが30秒程度の差で接近。表彰台を巡る、最後の駆け引きが始まる。


残り9分、トップ争いの14周完了のコントロールラインに先に現れたのは東海大だった。このラップ、東海大は前回周回とほぼ同タイムの7'59。対するつばさ54号は8'51と、前回周回に比べ、ラップタイムを大きく落としてしまい、再逆転。
残り5分、3位争いの3台は変わらぬ順位と変わらない間隔のまま、最後の周回へと入る。
残り30秒、東海大が再びピット前に姿を見せ、コントロールラインを通過し、 15周を完走。ピット前をまわったところで、2時間のレース終了を迎えた。

優勝した東海大学チャレンジセンターは、大会史上初となる15周完走/90.422kmで、大会五連覇。2位first stepAISIN AW『つばさ54号』/89.438km。3位の表彰台を巡る争いを最終周に征したのは、team BIZON『GILLES-07KAI』/87.306kmだった。

レース終了後まもなく、それを待ち受けていたかのようにコースには雨が降り、今年のWEM秋田は幕を閉じた。(s)

2008 WEM鉛電池部門 決勝結果 (モータとタイヤはZDP独自調査結果による)
順位 No. Team名 車名 周回数 完走距離(m) モータ タイヤ
1 1 東海大学チャレンジセンター ファラデーマジック2 15 90,422.40 特電アモルファス

20インチミシュランラジアル

2 9 first step AISIN AW つばさ54号 14 89,438.60 特電アモルファス

14インチIRC

3 5 Team BIZON GILLES-07KAI 14 87,306.80 ミツバDD 14インチIRC
4 3 チームスーパーエナジー GRIFFON 14 87,272.05 ミツバDD 14インチIRC
5 12 チーム・ヨイッショット!ミツバ Hyper Tesla 14 86,899.85 ミツバDD 14インチIRC
6 6 チームトシヤン T・J 13 82,566.30 ミツバDD 20インチIRC
7 18 チーム うにゃにゃん亀吉 エコノ亀吉3.7号 13 81,874.40 特電アモルファス 14インチIRC
8 15 Team ENDLESS SUPER CALPAS 13 81,586.65 特電アモルファス 前14インチIRC/
後20インチミシュラン
9 35 豊橋青年会議所
エコレーシングチーム
KILLER WHALE 08 13 80,741.65 特電アモルファス 20インチミシュラン(2輪)
10 33 Zero to Darwin Project マジカルでんちくん 13 79,405.58 特電アモルファス 14インチIRC


2008 WEM鉛電池部門 決勝ラップタイム推移
注:本計測結果はZDP独自の計測結果の為公式記録ではありません




東海大チャレンジセンター
ドライバー: 菊田剛広
『ヤッター!ついに15周。途中離されたときは、このまま負けるかと思ったけど、ペースを守って走ってよかった。』
チーム代表: 木村英樹
『予告どおり15周達成です。今回は特に嬉しい。アイシンにはドキドキさせられたし、燃料電池部門も優勝だ。』


Zero to Darwin Project
設計:池上敦哉
モータを昔のものに戻したので、去年よりも記録を下げてしまった。でも、ここまで走らないのは車体の方も・・・。まあ、今回は、走れただけでも良しとするか。』

ドライバー: 木村聡海
『レース終了まで天気が持ってくれた事が、良かったかな。』



first step AISIN AW
ドライバー:河合さん

『失敗した〜!ごめんなさい!もう少し前に行けたハズだったのに。』 
中村さん
『東海大も、後半にタイムが落ちると思っていましたが、中盤に少しとばし過ぎたうちが、先に落ちてしまった。』


Team BIZON
ドライバー:小堀さん

『往路でミツバを抜いたと思ったら、GRIFFONに抜かされた。しかし折り返し過ぎたところで、GRIFFONが止まっていたので、最後の最後に、わずかですが抜き返す事ができました。』
監督:房間さん

『これだけ走れば、大満足。』 
香西さん
『ラジアルに勝てた。』 



チームスーパーエナジー
田中さん

『わずか30mの差で、BIZONに負けた・・・。』


チーム・ヨイッショット! ミツバ
ドライバー:齋藤さん

『前半に少し飛ばし過ぎたか。別電池のスピードメータを除いて、メータ類が全部消えるまで電池を使い切った。これが今のベスト。』
木村さん
『自己記録更新だが、15周はうちも狙っていたので、先を超されてしまって悔しい。』

チームトシヤン 佐藤さん
『ちょっとオーバーペースかと思ったけど、イケイケで行ったら、ここまで走れた!』

チーム うにゃにゃん亀吉 ドライバー:白澤さん(奥様)
『今日はなんだか調子悪かった。』

team ENDLESS 伊藤さん
『豊橋の大会で負けた2輪には、今回は負けたくなかった。この車、後輪が20インチですが、20インチのミシュランが販売終了して、もう手に入らないので、今年は14インチに作り替えるしかないかな。』

関連リンク:
2008 WEM http://www2.ogata.or.jp/wem/08wem/08wem.htm
team BIZON blog http://ecorun.blogspot.com/

2008WEM 公式練習 東海大が大会新記録でトップ 2008/05/04 19:00


5月4日大潟村ソーラースポーツライン、14:05。参加台数の増加により車検が長引いた事と、レーススタート直前のチェックで、コース上のマーシャルとの無線連絡がつかずレースの安全が確認できないという大会本部の判断で、何度かスタートが延期された後、当初よりも1時間以上遅れて、2008ワールド・エコノ・ムーブ公式予選がスタートした。

コントロールラインに設置されている温度計によると、スタート時の気温は29.4度。その後、気温は30度を超えるが、レース中の風は南南西/南西1〜2mと、絶好のコンディション。

序盤よりトップ争いを演じたのは、昨年大会1-2位の東海大『ファラデーマジック2』とチームスーパーエナジー『GRIFFON』、それを追うのはfirst step AISHIN AW『つばさ54号』。この3台は、昨年優勝時のファラデーマジック2が出したペースを上回る8分を切るペースで周回を重ねる。

それを追いかける第2集団は、team BIZON『GILLES-07KAI』、チーム・ヨイッショット!ミツバ『Hyper Tesla』、チーム うにゃにゃん亀吉『エコノ亀吉3.7号』、栃木県立今市工業高等学校『トキ』。昨年3位のZDPのミラクルでんちくんは、スターティンググリッド上で、モータコントローラのトラブルが発生し、結局出走することなく、スタート前に、ピットへと車を戻してしまう。

その後レース途中、チーム・ヨイッショット!ミツバ『Hyper Tesla』がピットインし、チェックのみでコースへ復帰しこのピットインで約2分のロスを被り順位を落とすというハプニングはあったが、それ以外、上位勢には大きな順位変動も無く、終盤まで淡々と時間が過ぎていった。

やがてチェッカーの時間が近づき、エネルギーマネージメントの結果が現れる最後の1周の時間が訪れる。
残り時間8分、トップを行く東海大は、なおも8'30を切るペースで14周目を完了し、15周目に入る。
残り時間5分、一時は東海大学よりも先行して、トップを走っていたGRIFFONもコントロールに現れるが、この14周目で10分台までペースを落としてしまった。


GRIFFONは、コントロールラインを通過した直後のピット前で、車を停止。それを、つばさ54号とGILLES-07KAIが追い抜き、15周目突入。この2台の間隔は1分だが、2台とも前の周回は、ほぼ同じラップタイムを記録していて、間隔が詰まる気配はないまま15周目に突入。ここで2時間の競技時間が終了した。

本日の公式練習でトップの記録を出したファラデーマジック2は、昨年決勝で自らが出した記録88,076kmを約1km上回る大会新記録の89km超。以下、4位までが14周を完走、8位までが80kmを超えるという、好記録ラッシュとなった。

心配された明日の予報だが、4日夕方時点で、日中は曇り/夕方から雨の予報に変わった。今日ほどの気温と風は見込めないが、バッテリーのコンディションはより良い状況でのスタートとなる為、更なる記録向上が予想される。明日本戦のスタートは、午前11時の予定。(s)

2008 WEM鉛電池部門 公式練習結果 (モータとタイヤはZDP独自調査結果による)
順位 No. Team名 車名 周回数 完走距離(m) モータ タイヤ
1 1 東海大学チャレンジセンター ファラデーマジック2 14 89,015.70 特電アモルファス

20インチミシュランバイアス

2 9 first step AISIN AW つばさ54号 14 87,654.55
特電アモルファス

14インチIRC

3 5 Team BIZON GILLES-07KAI 14 86,961.05 ミツバDD 14インチIRC
4 3 チームスーパーエナジー GRIFFON 14 84,362.55 ミツバDD 14インチIRC
5 18 チーム うにゃにゃん亀吉 エコノ亀吉3.7号 13 82,125.12 特電アモルファス 14インチIRC
6 12 チーム・ヨイッショット!ミツバ Hyper Tesla 13 81,981.30 ミツバDD 14インチIRC
7 6 チームトシヤン T・J 13 81.944.80 ミツバDD 20インチIRC
8 15 Team ENDLESS SUPER CALPAS 13 80,450.50 特電アモルファス 前14インチIRC/
後20インチミシュラン
9 8 豊橋創造大学 T-Works BLucky 13 79,570.70 特電アモルファス 20インチIRC
10 101 栃木県立今市工業高等学校 トキ 13 79,198.83 ミツバDD 14インチIRC
...
- 33 Zero to Darwin Project マジカルでんちくん 0 0 特電アモルファス 14インチIRC


2008 WEM鉛電池部門 公式練習ラップタイム推移
注:本計測結果はZDP独自の計測結果の為公式記録ではありません




東海大チャレンジセンター
ドライバー: 菊田剛広
『前半の貯金を使って後半、追い上げました。』
チーム代表: 木村英樹
『バイアスタイヤながら、昨年の記録を1km更新。
明日は、バッテリーのコンディションを上げ、さらにラジアルタイヤを投入し、15周90kmの記録を目指します。』


Zero to Darwin Project
設計:池上敦哉
『よし、豊橋でリベンジだ。』

ドライバー: 木村聡海
『タイに続き、呪われているよ、池上さん。』



Team BIZON
食人:田村さん

『東海大やりますね。ラジアルまだ使っていないんですよね。明日もこのポジションをキープしたい。』
監督:房間さん
『予定よりも1km多く走行できた。結果には満足。』  


チーム・ヨイッショット!ミツバ 齋藤さん

『レース途中、消費の割に速度が上がらずピットインしたが、外からの目視で異常が確認できず、そのままレース復帰。
終わってカウルをあけてみたら、この状態。
キャパシタを固定していた発泡材が砕けて、リアタイヤに挟まっていた。これじゃあねぇ・・・。』


first step AISIN AW
ドライバー:河合さん

『レースの状況がよくわからないんですが。2位ですか?
今日は、積算電力計がXXするまで使ってしまいました。』 
中村さん
『54号で、初めての秋田2時間完走!ただし、ペースはめちゃくちゃ。』

チームスーパーエナジー
監督:内田さん

『明日は、試作品の14インチラジアルタイヤを投入します!
もちろん一昨日、テスト済みですよ、フフフ。』
ドライバー:安藤さん
『昨年に比べて、モノコックの前後を作り直したり、フレームの肉抜きをしたり、今年は軽量化をしています。でも、私は体重70kgでバラストいらずなので、WEMGP戦では、このレースぐらいしか乗る事ができません。』

チーム うにゃにゃん亀吉 ドライバー:白澤さん(奥様)
『私のコース取りをじゃまするな!今日の結果には満足、このまま終わって欲しい。』

PROJECT MONO ◇ TTDC ドライバー:山本さん
『電池2直2パラのうち、1系統が接触不良。これがなければ・・・。明日、晴れますかね?』

関連リンク:
2008 WEM http://www2.ogata.or.jp/wem/08wem/08wem.htm
team BIZON blog http://ecorun.blogspot.com/

2008WEM フリー走行/大会事前情報 2008/05/03 23:00


5月3日、秋田県内では30度を超える真夏日を記録。ここ大潟村も、朝から快晴に恵まれ、夏を先取りした天候に恵まれた。 その快晴の下、明日から開幕するWEM2008に先立ち、コースではフリー走行が行われた。

今年の上位勢は、各車とも基本的なパッケージングの変更は無く、それぞれ車体の完成度を高め、本大会に臨む。

ディフェンディングチャンピオンの東海大学チャレンジセンター/ファラデーマジック2は、モータ改良により、計算上の記録を1km更新。前人未踏の大会5連覇を目指す。
昨年大会では車体の熟成が足りず、新車特有のトラブルに見舞われたfirst step AISIN AW つばさ54号とチーム・ヨイショット!ミツバ Hyper TESLA は、その後の2007WEMGP戦で車体の安定度を増し、今年の大会では本来の性能を発揮してくるに違いない。
上位に食い込みながらも秋田では未だポディウムに上れていないteam BIZONは、昨年とボディ形状こそ同じだが、新設計の足回りと改良したモータのGILLES-07KAIで、自己記録を更新しての初ポディウムを狙う。

東海大チャレンジセンター/ファラデーマジック2 Team BIZON/GILLES-07KAI


上位勢唯一の新車となるはずだった、ZDP籾井が設計する新車のTachyonは製作が間に合わず、本大会の出走を断念した。

明日以降の天候だが、連休当初6日と予想されていた天気の崩れが前倒しとなり、決勝の5日後半に降雨となる確率が高くなっている。明日4日は本日と同様の快晴が見込まれるが、2004年大会と同様に決勝が雨天中止となった場合、明日の公式練習の結果が、本大会の公式結果となる。
公式予選は4日13:00、本戦は5日11:00スタートとなる(s)

関連リンク:
2008 WEM http://www2.ogata.or.jp/wem/08wem/08wem.htm
team BIZON blog http://ecorun.blogspot.com/

▲TOPへ戻る


Copyright © 1995-2008 Zero to Darwin Project All rights reserved.
当サイトに含まれる画像・PDF等の無断転用を禁止します。
当サイトに関するお問い合わせはこちらから。