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BackNumber〜2006新春座談会

新春特別企画 - ZDP座談会2006

2006/01/01 22:00

新春特別企画、ZDPメンバーが1年の活動を振り返る『ZDP座談会』を収録。ぶっちゃけトークで、昨シーズンのレース裏模様、来シーズンの最新情報をお伝えします。
ご意見・苦情は、こちらからお寄せください。

目次


 


【WEM秋田】

BackNumber〜2005春2(WEM) http://www.zdp.co.jp/2005/2005spring2.html
キムヒデの2005WEMレポート http://www.zdp.co.jp/2005/20050512.html
ファラデーマジック2、14周プロジェクト http://www.zdp.co.jp/2005/20050514.html

S:えーっと、池上さんがまだ東名の上の人で、大幅に遅刻するようなので、今年は抜きで始めちゃいましょう。まずは秋田から!

渋谷:秋田といえば、、、ラモスだ。(笑)


籾井 基之
(株)本田技術研究所 勤務。
モスラシリーズを設計。

籾井:個人的にはそれにつきますね。『積むモータはノーマルミツバDDで行きます』という条件で貸していたのに。レース直前になったら、ミツバのスペシャルを積むとか言う話になっていて、ちょっとまって、それは話が違うだろうって。

渋谷:やっているうちに、欲が出てきたんじゃないの?

木村:ソーラーバイシクルの四十雀とか、これまでの戦歴からいって、スペシャルDDを積んでくる人なので、それは予想の範囲じゃなかったの?
当事者じゃないけど、あのボディを手に入れたら、いずれスペシャルDDに、行き着くでしょう。

籾井:貸すとき『自分でいろいろやってみたけど、うまくいかなかった。同じ条件で違いを調べたい。』と言われた。疑いだしたらきりがないけど、その時点では本人を信じて、型を貸した。

木村:それは、オレオレ詐欺に引っかかった場合、引っかかったのとだまされたのと、どっちが悪いんだという感じかな?

池田:オレオレ詐欺は、そりゃ、だました方が悪いだろう(笑)

木村:それならば、せめて旧モスラぐらいにしておけばいいのに。
ちなみに初代ファラデーマジックの型は、東海大翔洋高校の山田先生に貸したんだけど、キックーがぎりぎり入るような設計だったから
普通の高校生は入らないのと、ガソリンエコランにも使えるように、型が二つに切られて真ん中を広げて、
ちょっと"でぶっちょ"なファラデーマジックが作られたらしい。(笑)

池田:無断で切っちゃったの?


木村 英樹
東海大学電子情報学部 助教授。
工学博士。

木村:気がついたときには、すでに切られていたんだもの。もう帰ってきません。

S:ひでーなー。

木村:旧型だったからまぁいいかなと、、、。それはともかく、現行型の型を貸すというのには抵抗はありますね。紀北工業からも貸してくれないか?という話があったけど、長野工業高校みたいに、まんまパクられるくらいならば、貸しておいた方がよかったかな。

菊田:そうですか?僕は抵抗あります。

木村:でも、型があることで、長野工業と同型のミツバTesla800みたいのがさらに出てきちゃうんですよ。

S:高校生が作った型を使うなんて、なんだか大人げないですよね。
最初から、型を作ったら貸してくださいって事だったのかな?

木村:カウルが長野工業で、フレームが今市工業です。
秋田の燃料電池レースに間に合ったということから、かなり早い段階から目をつけていたのは確かですね。
でも、長野工業は2005年も高校チャンピオンになったし。まあ、まねをされるというのは光栄な事なので、よかったかな。

S:Tesla800も幸田で優勝しましたからね。


池田 信
本職は『流しのレーシングカーデザイナー』。現在は(株)デコに勤務し編集業の傍らZDP事務局を担当。

木村:そうですね、でも来年はスバルの型になって、Griffonと同型車になるから。

S:えっ?

籾井:モーターショー見ていないの?金色のGriffonが、ミツバのブースに置いてあった。

木村:ミツバさんはボディを設計しないという方針なのかな。Hyper=ファンシーキャロル、Tesla=長野工業、2006新型=Griffon。作ったといえば、2輪のあれだけだ。
http://yoishot.hp.infoseek.co.jp/kobo/030501/index.html

S:まあ、そういう方針ならば、モータ屋さんだからいいんじゃないの?

籾井:なんだか借り物競走で、僕ならあまりおもしろく無いです。
そろそろ、型の話ばかりじゃなくて、レースの話もしないといけませんね。

木村:スーパーモスラは、コアレスモータで走ったこととか。

籾井:無理矢理走らせた感はありますが、コアレスはまあまあでしたよ。


菊田 剛広
日本ケミコン(株)勤務。東海大学木村研究室卒業。ファラデーマジックの設計・ドライバー。

木村:ファラデーマジック2は、 約85km 14周で優勝。僕はここで14周達成して優勝できたら引退すると言いながらモータをつくっていたんですよ。
でも、秋田が終わった時点で神戸にエントリーしていたから、そのままずるずると参戦し続けてしまった。今から思えばあのときがピークだったかなと。引き際を逃したかも。

渋谷:空力が良かったの?

木村:空力パーツで良くなったはず。どれくらい良かったかと聞かれると、困るけど。

S:タイヤは?2位のミツバさんも同じミシュランラジアルだったけど。

木村:良いよ!

菊田:でも、Hyper USO800の形状は、直線では良いけど、それ以外ではあまり良くないという事を、今年証明しちゃいましたね。

籾井:来年はどのくらい記録が伸びるんでしょう?プロットしたのがありましたよね?
http://www.zdp.co.jp/2005/20050514.html


渋谷 秀樹
富士重工業(株)将来動力源開発グループ勤務。未来のエネルギーを研究中。ZDPバッテリー担当(鍋奉行)。

木村:86kmぐらいかな。2005年の記録は、2年分ぐらいの進化に相当するからそんなに伸びないはず?

S:その予想だと15周になるのは、いつ頃?

木村:グラフの伸びに添うと、2008年〜2009年ぐらいかな。(笑)
過去13周14周と結構コンスタントに記録が伸びているから、本当にそうなってしまうかも。でも90km....かなり大変だと思う。

渋谷:秋田のコースの舗装をし直したら、それぐらいの記録が出るんじゃないの?

木村:あとは、折り返しのRを大きくするとか。
ギネス記録を狙おうとすると、風も強いし、秋田だと記録は出ないですね。


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【神戸】

BackNumber〜2005春3 http://www.zdp.co.jp/2005/2005spring3.html
キムヒデのEco Car Festa 2005レポート http://www.zdp.co.jp/2005/20050526.html

S:すごい会場でしたね。まだ飛行場作っていて、建設現場でやった大会でしたね。

渋谷:コースとなった駐機場の路面がすごかった。ざらざらでおろし金みたいな感じ。

木村:砂もすごかった。秋田よりもすごい。しかも本戦は雨も降って、最悪だった。
ファラデーマジック2は、優勝の勢いが止まらない予定だったのだけど、止まっちゃいました。

菊田:トヨタテクノサービスさんの防水がきちんとしていた。自分たちはそれがきちんとできていなかった。

籾井:アイシンAWはどうでしたっけ?

木村:パンクで消滅。豊橋創造大T-Worksも転倒。

渋谷:神戸は池上さんが大活躍だった。あっちこちでパンクするたびに、直していた。


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【ソーラーカー(秋田/鈴鹿/WSC)】

BackNumber〜2005WSR http://www.zdp.co.jp/2005/2005wsr.html
BackNumber〜2005鈴鹿1 http://www.zdp.co.jp/2005/2005suzuka1.html
BackNumber〜2005鈴鹿2 http://www.zdp.co.jp/2005/2005suzuka2.html
BackNumber〜2005鈴鹿3 http://www.zdp.co.jp/2005/2005suzuka3.html
BackNumber〜2005鈴鹿4 http://www.zdp.co.jp/2005/2005suzuka4.html
BackNumber〜2005WSC http://www.zdp.co.jp/2005/2005wsc.html



ZDP Webmaster 編集長。

木村:ソーラーカーはあまり語ることは無いんだけど、秋田は芦屋大のガリヒ素パワー炸裂 。
紀北が、2002/2003年のガメラと同じように、リチウムイオンを搭載して総合3位。

S:でも秋田は、出てきているチームが、寂しいですよね。

渋谷:そうだ、俺今年の夏、秋田へ行っていない。キャンプしていないんだよ。

S:東海大Solspirtsは、鉛電池を積んだ中ではトップでしたね。

木村:鈴鹿は、Auroraがすごかった。よくあの前一輪駆動であそこまで走ったなと。

渋谷:直線走るときは、前一輪駆動のほうが、安定しているでしょ?

木村:WSCのような直線ではなく、テクニカルコースの鈴鹿ですよ。

S:WSCでは、悪くない構成ですよね。今年もWSCでは2位だった。
WSCは日本からの参加チームはわずか2チーム。3チーム参加した台湾の方が多い。

木村:いきなりPanasonicの冠がついた。

S:次回2007年は、20周年特別大会ですね。

木村:歴代優勝車を走らせたりするらしい。

S:今年の優勝車は平均時速100km超。サウスオーストラリアは制限速度110km/hなのに。

籾井:もうレースとして、成り立たないですね。

木村:だから、もう少し車のサイズを小さくしようとか議論はでてきている。

渋谷:太陽電池の発電量を規制したらいいんじゃないの?

木村:それは難しい。
電池の容量をどう示すのかというのと一緒で、モジュール発電量のスペックは言い値に近いところがあるから。
太陽光も、日本のようなところで換算するか、赤道に近いところで換算するか。機械で測ってもけっこういい加減なんですよ。
人工太陽光源も機械が変わると波長が変わってしまって微妙に違うとか。

渋谷:でも、それくらい太陽電池積めると、エネルギーマネージメントとかも、別の意味で大変なんじゃないのかな?

木村:大変だと思いますよ、感覚が狂っちゃって。
芦屋さんの場合、たぶんもっとも悔やまれるのは、2日目アリススプリングスで、レース終了時間の午後5時まで6分くらいを残して、止まっちゃったことですね。
普通なら6分走っても町を抜けられるか厳しいので正しい判断なんでしょうけど、時速100km/hの世界で6分は、あとから追いかけようとしても大変ですから。
そのとき一緒にアリススプリングスに入ったオーロラは、行っちゃいましたね。
1999年アリススプリングスで、スーパーでビールを買って道草くっていたら、結果、ガメラに午後5時までに追いつけなかった経験があるので。
遅いジャンクヤードですら、なかなか追いつけないんですよ。だから、なおさら今回の速いレースでは、すぐに出発しなければいけなかったんですよ。

あと鈴鹿といえば、口が重いだろうけど、Solspirtsの菊田君が、鈴鹿では転倒。あれはどうしてひっくり返っちゃったんだろうね?

菊田:最初は100%自分のオーバースピードかと思っていたけど、帰ってきたら、リアサスペンショアームの接着が剥離していたから、どちらが先かよくわからない。

木村:あれは転倒した時に、剥がれたかなと思っていたけど?

菊田:3輪で走っていた車が2輪になったことではがれるのならば、横Gではがれてしまう程度のものだったんじゃないかなと。

籾井:横倒しになった後、後輪は何もぶつかっていない、と言いたい?

木村:ひっくり返ったのを、元にもどしたらはがれたという可能性もあるぞ。

菊田:そんなレベルではがれるのならば、先に剥離しているでしょう。
あのときは自分はてんぱっていたから、そのとき車がどういう挙動になったか覚えていないんだけど、周りの人曰く、変な曲がり方をしていた言っていた。
急ハンドルを切った覚えはないから、リアサスがはがれて、車体のリアがふれだして、それでコースアウトしたんじゃないのかなと。

籾井:あの箇所は、見た目でちょっとやばいかもと、思っていたんだよな。

木村:本当は新設計のリアサスに交換する予定だったけど、結局間に合わなくて、既存のサスを補強してでることになってしまった。
あと今年は、チームの人員的にも層が薄かった。主力の3年生が二人だけ。
そして、全般的にやることが遅い!ぎりぎりに間に合うのならばいいけど、ぎりぎり間に合わないのは、最低ですよね。(笑)

S:WSCでは、MITが予選でひっくり返っていましたね。その後、ゴールした後も、わざとひっくり返していた。
  
http://www.wsc.org.au/2005/on.the.road/29.Sept/

木村:一度ひっくり返ったとはいえ、アメリカンジョークで、トリプルジャンクションをもう一度ひっくり返すなんて、とてもじゃないけど僕たちにはできない。
よっぽど簡単にトリプルジャンクションが手にはいるのかな。
日本だけトリプルジャンクションが手に入りにくい状況だからね。芦屋さんみたいに開拓しないと、明日はない。
今多いのは、EMCORE(旧TECSTAR)社 http://www.emcore.com/ とspectrolab社 http://www.spectrolab.com/ の2社。
日本も、軍事衛星をばんばん上げないとだめかな。

池田:MITとかって、巨大なNCで、ソーラーカー丸ごと一台、耐熱ワーカブルのメス型を直に削りだしたりしているんだよな。そんな機械があること自体すごい。

木村:GHもソーラーカー1台ぐらい削れそうなのありましたよ。

渋谷:木村社長さん、風力発電の事とかで日経ビジネスにでていましたね。

籾井:池田さん、SAMPE Japan 2005 行きました?

池田:行きましたよ。GHのブースで、風力発電のブレードの裏を見ていたら、木村社長に『裏は見ないでください〜(笑)』って言われた。

木村:ソーラーカーから派生してGHだと、2005年夏に新型ホイールを発売しましたね。
前より値段が半分以下になって。

池田:田村君が、がんばったんですよ。

木村:でもね、発表するのが遅すぎですよ。大会の直前に発表されて、『なんで買ってくれないんですか』といわれても、買えないよ。
うちも、前のホイールが製造中止になったあとの、2005年1月頃にGHに問い合わせしたのに、いつ発売になるかわからないとか言われた。
そんな訳で、柏会さんからホイールを調達しました。

池田:GH忙しいみたいだから。


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【豊田】

BackNumber〜2005秋1 http://www.zdp.co.jp/2005/2005autumn1.html
キムヒデの2005 WEM in とよたレポート http://www.zdp.co.jp/2005/20050917.html

S:とにかく、籾井君が、間に合って良かった。

籾井:あの〜、今年僕は、とよたも菅生も最初の集合には遅れているといえ、最後にはちゃんと走っていますよ。
最終的にはかなりのスーパーラップで間に合っているんですよ。

木村:あれ?籾井君、秋田には間に合っていたっけ?

籾井:・・・間に合っていないですね、そういえば!あれはひどかった、ごめんなさい。

渋谷:俺、あのとき怒られたんだよ、バッテリーを車がくる前にもらったりしたから。

籾井:豊田はブリーフィングの最中に、会場に到着。なんとか間に合った。
そのときも、神懸かり的なタイムで到着した。

木村:じゃあ、あれだ、レースよりも大会につくまでに一試合があったんだ。

籾井:レースのその前に、ひとレースしてきているんだと(笑)

木村:そういう話は、学生に対して示しが付かないぞ!

籾井:いや、僕を見てそれではいけないなと、反面教師として見てもらいたい。
・・・でも、よく間に合ったな、本当に。

渋谷:ファラデーマジック2は、予選一位。

木村:しかし予選の記録を、本戦で超えられなかった。
スローパンクと、浪越ブーストでモータコントローラ破損。
あと、バッテリーの状態があまり良くなかった。

池田:デンソーさんのRed Thunderが気になっています。車体はそれほど良さそうじゃないけど、
良いポジションにいるので、 モータが相当良いのかと。でも、どこのモータかよくわからない。

木村:特電アモルファスじゃないんですか?

池田:売った記憶が無い。どこかから流れているのならば別だけど。

木村:デンソーなら、オリジナルでモータを作れそうですね。

池田:そうだから、気になっています。来シーズンあたり、意外とくるかもしれません。

木村:うちはともかく、何でモスラはアイシンAWに敗れたの?

籾井:いや、わからないですよ。うちは新しい事していないから。敗れたというか、かわらないというか。ちょっと向こうの方が早かった。

池田:そのちょっとの差が、中村さんのひと工夫でしょう。

籾井:まず、僕の方が重さが重い。そもそも、豊田は重量の差からまったく勝負にならないと思っていた。

木村:レギュレーションが困るんですよ。あの、総重量80kgでしょう。

籾井:そう、こっちはドライバーの重量の問題で、装備を減らしても80kgをこえてしまっているのに、
むこうはドライバーが軽いから、浪越コントローラとか積める余裕があるわけだから。そもそも勝負になると思っていなかった。

木村:亀吉さんも、幸田で同じ事言っていた。『うちも複雑な装置つけると80kgをこえちゃうんだよね』って。
あんまり80kg総重量制はねぇ。何を勝負させたいのか?
このレギュレーションだと、いよいよ軽量ドライバーの時代到来だね。

籾井:もうとっくにそうなっていますよ。

池田:海外でレースをやろうとしているのに、それで良いのだろうか?

籾井:タイは大丈夫じゃないですか?
ムエタイに出ていますとか言う感じの、ガリガリに痩せた人とかいそうですよね。

木村:アメリカ人は、だめですね。

S:ワールドといっても、ちっともワールドな大会ではないから。

木村:でも、昔はMITとか参加していたんでしょう?

籾井:いや、あれは、シモンの車体をMITの学生に貸して出場させていたから。

池田:アメリカでやっている大会 http://www.electrathonamerica.org/ は、全然レギュレーションが違う。
バッテリーとかわんさか積んだスピードレースだもの。

木村:それはそれでやってみたい気がするかな。
とにかく、80kg総重量制がいっているのは、『軽い車体は作らなくても良い』というのと、『重いドライバーは出るな』という事だね。
僕は体重が74kgあるから、バッテリー込みで6kgの車を作らないといけなくなっちゃう!(笑) そんなの、不可能です。
あのレギュレーションは、21世紀の理想的な人間の大きさは、エコノムーブのドライバーができるくらいでなければならない、という事が言いたいのかもしれない。

S:なるほど、21世紀は、皆でちっちゃくならないといけない、という事なんだ。
『ウルトラQ』に、そんな話がありましたね。

池田:『1/8計画』だね(笑)。

木村:地球に来た宇宙人といわれているも小さいのが多いし、これから人類の進化にはちっちゃくなることが必要なんだ?
僕は進化する物は大きくなると信じていたのに、残念です。

渋谷:大きくなりすぎると、恐竜みたいに滅んじゃいますね。

木村:えっ!?


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【菅生】

BackNumber〜2005秋1 http://www.zdp.co.jp/2005/2005autumn1.html
キムヒデの2005 Wold EV Challenge in SUGOレポート http://www.zdp.co.jp/2005/20050926.html

籾井:豊田から1週間後というのは、つらかった。
うちの場合、ホイール、モーターコントローラや電装系、ミラーまで移植しなければいけない。

木村:そろそろ2SET用意した方がいいんじゃないですか?(笑)

籾井:前々からそうは思っているんだけど・・・。

木村:来年は各大会のスケジュールがばらけているから、今のところは大丈夫かな。

籾井:池上さんは何で、でなかったんだろう?

木村:いやもう、空力的につらいだろう。21世紀の形じゃないし。
昔は空力は二の次だったけど、今はそこが問題になるレベルになった。

籾井:旧モスラはどうだったの?

池田:あれはスパッツ切ったから悪くなくなったんじゃないか。
スーパーでんちくんも、前輪を14インチにしたら良いんじゃないか?

籾井:出っ張りもなくなって、一気に空力マシーンへ変身。

木村:なるほど、でも池上さんのプライドがそれを許すかな?紀北と一緒になっちゃう。

渋谷:去年のでんちくんは、どのくらいの成績なんだっけ?

籾井:あまりぱっとしなかったですね。

池田:それは車の性能じゃなくて、ドライバーの練度という問題もあるから。

菊田:でも軽いドライバーのせたら、まだまだいけるかもよ?
この大会でも、鍵はドライバーの体重ですね。以前は自分でもメリットがあると思ったのに、50kgの僕でも、もうダメ。

S:ガソリンのエコランは、体重に関しては元々そういうレギュレーションなんですよね?

籾井:無理して痩せたりするのは、あまり健康的なレースとはいえないよね。

池田:海外では12,3才ぐらいの子供が運転している場合が多い。

S:菅生の優勝ドライバーは、2ヶ月のダイエットをしてレースに臨んでいた。
現在のレギュレーションでは、優勝するために、ダイエットが有効な手段となっている。
EVエコラン競技がやりたいのは、技術の競争であって、ダイエット競争じゃないはず。
このあたり、レギュレーションを作った人は、どう考えているのだろうか?


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【NATS】

BackNumber〜2005秋2 http://www.zdp.co.jp/2005/2005autumn2.html
キムヒデの2005 World Econo Move Chiba in NATSレポート http://www.zdp.co.jp/2005/20051022.html

木村:バッテリー2個で2時間。高低差有り。

S:見ている方は、あまりおもしろくないレースだったかな。なんだかとろとろ走っていて。

木村:特に観客席は、一番速度の乗っていないところだったから。

S:そして予選失格。(笑)

木村:重量が規定を下回ったのは悪かったけど、なんでうちだけさらし者にされるのかと。
そのまま普通に処分してもらえればよかったのに。
でも、あんな悪条件だったのに50kmも走っちゃっているんですよね。

菊田:放電率が違うと、意外にエネルギーが取り出せますね。

木村:このコースは、ファラデーマジック2と相性が良くて有利かと思っていたけど、 敵はもっと強かった。
優勝したのはアイシンAWだけど、ここでの注目はスバルかな。14インチにやられた。
平均速度が25kmのNATSでは、転がりが重要だけど、そこで14インチが、もう少しで優勝しそうなところまで走った。
つまり、14インチタイヤは、かなり良くなっていますよ。


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【白浜】

BackNumber〜2005秋2 http://www.zdp.co.jp/2005/2005autumn2.html

木村:NATSでチェーンドライブの限界を感じて、白浜では、ギアを持って行ったんだけど、天気が悪かった。
第1ヒート(予選)の日は天気が悪くて練習走行もしないで第2ヒート(決勝)に望んだら、1周目、折り返し地点で、コースアウト。

籾井:白浜でコースアウトするような速度出せるの?

木村:ファラデーマジック2の場合、巡航速度でつっこむとちょっとまずい。
それよりも、第1ヒート、CG号で、電池を乗せず、キャパシタのみ。モータに鈴鹿用ミツバDDスペシャルで臨みました。

S:電池を載せなかったんですか?

木村:そう、だって、第1ヒートは電池何でもいいっていうから。
でも、パワーがありすぎて大変でした。雨が降ったあとだったから路面がつるつるで、減速も回生ブレーキで空転するような状態。
アイスバーンを滑る車のようにすべっちゃってスピン。でもなんとか体勢を立て直して、第1ヒートは狙い通り優勝できました。
CG号ドライバーとしては、これで負け無し!遅れましたが、
白浜レポートこれから出してもいい?


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【幸田】

BackNumber〜2005秋3 http://www.zdp.co.jp/2005/2005autumn3.html

木村:いよいよ誰も出ていないレースですね。
アイシンAWが自滅して、さて、どこがくるかわからないという中、ミツバさんが久々の優勝。
来年は、ミツバさんはスバルと同型車ですね。

籾井:その2台は何が違うんですかね?スバルさんは、元々モータはミツバでしょう。

木村:ミツバさんは、モータには差をつけてくるんじゃないの?コアの積み厚違いとか。あとは、ドライバーが違う。

籾井:ボディもタイヤも、モータもほぼ一緒か。

S:わかった、色が違うんだ!(笑)

木村:この2台の動向がきになりますね。14インチタイヤの性能は、去年の秋田に比べて向上しているから。
改良型の14インチタイヤは菅生から投入されている。でも、秋田は路面が悪いから、それがどの程度影響するかな。
池上さんに聞いた話だけど、芦田さんのところの元祖14インチタイヤも改良が加わり2006年は性能がだいぶ良くなるらしいですよ。


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そして収録後、宴会開始。そこへ集合時刻に5時間遅れで、池上さん到着。今年は酔っぱらっている姿だけ、登場して頂きましょう。



今年も、よろしくお願い致します。(ZDP一同)

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